【初心者向け】 簡単BGP講座 6.prefix-listを使おう

 
■基礎編
 
 1.はじめに
 2.構成説明
 3.基本Configを入れてみよう
 4.ステータスを確認しよう
 
■アレンジ編
 
 5.as-pathfilterを入れよう
 6.prefix-listを使おう
 7.Configをグループ化
 8.LocalPreference値で経路制御してみよう
 9.VRRP Trackingを組み合わせよう
 10.MED値でお願いしてみよう
 11.NATを併用してみよう
 
■再配送
 
 12.Staticを再配布しよう
 13.BGPをOSPFに再配布しよう
 14.OSPFをBGPに再配布しよう
 
 
 
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今回の基本構成(おらさい)

自拠点の出入口はルータAを基本とする。重み付けにはweight値を採用。

GW-20140105-104333

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BGPにおいてフィルタの設定は極めて重要な設定になります。例えば下記のように外部サイトが複数になり、それぞれでNATが必要だったり配信するサービスセグメントが違ったりした場合、
 
GW-20140105-041534
 
as-path filterは、AS単位の制御しかできないため、このような場合は、prefix-listを設定します。これもas-path filter同様、重要なフィルタオプションです。
 
 
 
■実装
 
ルータA/B
 AS20000に配信するセグメントを定義する
  (config)# ip prefix-list AS20000-haihu-list seq 10 permit 192.168.200.0/24
  (config)# route-map AS20000-bgp-list permit 10
  (config-route-map)# match ip address prefix-list AS20000-haihu-list
 AS40000に配信するセグメントを定義する
  (config)# ip prefix-list AS40000-haihu-list seq 10 permit 192.168.201.0/24
  (config)# route-map AS40000-bgp-list permit 10
  (config-route-map)# match ip address prefix-list AS40000-haihu-list
 それぞれのネイバーに紐つける
  (config)#router bgp 30000
  (config-router)# neighbor 10.3.3.1 route-map AS20000-bgp-list out ★
  (config-router)# neighbor 10.9.9.1 route-map AS40000-bgp-list out ★
 ★ルータBはネイバーIPを書き換え
 
 

 
 

■設定変更をしたら
 
clear ip bgp *
clear ip route *
 
を実行してプロセスを再起動しよう。アトリビュートがBGPテーブルに残って変な動きをしてしまうぞ☆
 
 
 
 

■ステータス確認
 
AS20000側ルータ
 

 
192.168.200.0/24のみ取得している。
 
 
AS40000側ルータ
 
GW-20140105-051341
192.168.201.0/24のみ取得している。
 
 
 
 
 

■Config
 
part6.ルータA_config
part6.ルータB_config
※両機でOS Verが違うため、一部投入してるのに非表示になるConfigがあります。
 ルータA・・15.1
 ルータB・・12.4
 
 
 

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