アクロバティック人事

自分の会社のひとりごと。
年末のすごい半端なタイミングで、うちの親会社の会長と社長が同時に退任し
JAL再生の前線で手腕を振るった太田さんに、親会社の事業本部長が叩き上げで社長に
というアクロバティックな人事発表があり、とても驚きました。
前会長・前社長は降格じゃなくて退院、期間はまた2年くらいだった気がします。
明らかに裏がある人事ですね。
アナウンスでは、若返り、スリムアップ、フィロソフィの浸透とあって
なるほどと思いました。
KDDIの投資抑制の煽りを受けて一気に売上が落ちて
数字の責任もあるだろうけど、役員の人数を半分し、京セラの中でも新しいビジネスであるITを
取り扱ってる会社ならIT脳で考えられる若いトップを、ということだと思います。
そしてフィロソフィ。
ここで書いていいのか分かりませんが、前会長・前社長は経営会議や社員全員への
説明の場で京セラの文化である企業理念(フィロソフィ)を否定する発言があり
僕はその時かなり衝撃を受けました。
IT会社であるが故に殻を破りたかったのか、それともなんでもかんでも稲盛さんな体質に
嫌気がさしたのか。
ちなみに前会長・前社長の評判は現場社員からはあんまりよくなかったな・・
今まで森田さんっていう京セラNo2って人がうちらの会社を育ててきたんだけど、
もう高齢だし、退任するってなったのが2年くらい前。
森田さんがすごすぎて、ってかカリスマなんて世の中にそうそういないよ・・(´・ω・`)
結局本体はフィロソフィという枠から外れることを許さなかったし、
売上ががくっと落ちたことに挽回のチャンスも与えなかったというわけか。
鉄の経営であるアメーバ経営は上に上がれば上がるほどキツイのかもしれない。

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