自作PCで自宅サーバをする時のノウハウ

2015-10-24 22.25.33
現在の自宅サーバが稼働し始めてからだいたい1年半が経ちました。
トラブルもなく順調に動いています。
”常に使える”が当たり前に思ってしまうのですが
それには意外とノウハウが必要だったりします。
特に自作PCをサーバにする場合、舐めないほうがいいです。
ここに行き着くまでにかなり失敗してきましたので
今日は自宅サーバでのコツを書いておきたいと思います。
自宅サーバ(公開用)の遷移
■2005-2008
VAIO L(CPU入替え)
Pentium3 500MHz
i440BX
 
 自宅ブログを書く前にホームページビルダーで作ったWEBサイトを
 公開していました。(恥ずかしいので現在は未公開。黒歴史って奴ですね!)
 完全に静的ページだけだったのでスペック不要で安定してました。
 さすが440BXです。
■2008
 VAIO-R(中身入替え)
Mobile Pnetium4 1.6GHz
SiS651
わずか1ヶ月でHDD死亡。ここからVirtualPCで仮想化。
■2008-2009
 VAIO-RX(中身入替え)
CoreDuo 2.0GHz
 Intel 945GM
自宅用で使ってたサーバに相乗り。ASUS N4L-VM DH を使ってたんだけど
 安定版のBIOSが出るまで不安定でした。
 元々モバイル向けのチップセットを無理やりデスクトップ用マザーに
 移植してるから色々不安定だったらしい。
■2010-2012
 自作PC
Phenom II X6 1055T
 880G+SB850
 MSNブログから自宅Wordpressに移行するタイミングで新調。
 電源故障1回。RAIDカードでHDDをRAID1したけど不良セクタ出まくりで糞遅い。
 SSDに移行。HDD RAID1が全く当てにならないと学ぶ。
 ASUSの省電力機能で仮想マシンの性能が大幅減することを知る。
 OSが起動しなくなり引退。(マザーボード故障)
 
■2012-2013
 自作PC
Core i7 3770
 Z77(P8Z77-M)
仮想ソフトをVirtualPC→VirtualBOXに。オールSSD化。
 OSが起動しなくなり引退。(マザーボード故障)
■2013-現在
 自作PC
Core i7 3770
 Z77(Z77 Extreme6)
完全ハイパーバイザー化。MicroATXからATXに。
 ReakTekのNIC故障
運用上学んだこと
まず自作PC用のパーツは24×365で稼働させる前提ではない。
自作PC≒性能重視みたいな風潮に踊らさせず高くても安定したパーツを
選ばないと結構泣く。
■■ハードウェア■■
・電源は高くてもいいやつを選ぶこと。
・マザーボードはATXで。コンパクトなMicroATXマザーをずっと使ってきたけど
 MicroATXって基本廉価シリーズしか出ないからどうしても2流品になっちゃう。
 とにかく安定動作機能がうりのマザーにするべし。高いマザーボードだと
 オンボードNICがIntelかBrodeComになるからESXiで標準認識してくれるし安定する。
 24×365稼働させると正直電源とマザーがモノを言う。
・NICはIntelかBrodeCom。RealTekのNICはマジで壊れる。
・RAID1を組んだほうがいいんだけど、お金かかるし別にやらなくてもいいと思う。
・バックアップ用HDDをつけて毎日イメージバックアップ
・最近のパーツは熱くならない。CPUファンと電源ファンだけまわってりゃ良し。
・メモリは8スロット。絶対後からほしくなる。
・電源もCPUもファンは標準で結構静か。
■■設置場所■■
・電源コンセントが近いといい。足をひっかけないし安全。
・空間を空けて設置。
■■バックアップ■■
・まめにやったほうがいい。自作パーツでの24×365運転は当てにしないこと。
■■DDNS■■
・固定IP&ドメイン取得をけちるならNo IP Com(DDNS)が無料で使えます。
 30日で一回更新処理しないと削除されちゃうから放置しすぎに注意。
■■GWは何を使うか■■
・とにかく簡単に導入したいならFortigateかな。
 BUFFALOでもいいんだけど、機種によって当たり外れがあって
 不安定な機種がたまにあるからできたらちゃんとしたFW/UTMにしたほうがいい。
■■■電気代■■
・うちは一ヶ月2000円くらい。
 

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