ぼくにもできたOpenStack インストール手順【完全版】

この2ヶ月、私は自宅クラウドを作っておりました。
以前からESXiを使っていますが、流行りなのでクラウドソフトを
Nested構成でインストールしてみることにしました。
沿革
10月上旬 
OpenStackインストール。ゲストVMがどうしても外部と通信できない。
LinuxKVM単体でやっても同じ。
正確にはゲストVMのパケットは外部に到達するが、外部からゲストVMに対し
ARP解決ができない。どうにもできないのでCloudStackに目をつける。
のちにESXiのプロミスキャスモードが拒否になっていたことが判明し落胆。
10月下旬~11月中旬
GUIがかっこいいからという理由でCloudStackに挑戦。
しかしエラーが吐きまくりで心を折れる
11月下旬
プロミスキャスモードを許可にして再挑戦。
Neutron関連でエラー頻発。この1ヶ月の間にLivertyがリリースされ
ていたことに気づく。kiloで再インストールし使えるようになる。
■ESXi Nested構成の注意
・仮想スイッチがデフォルトでプロミスキャスモード拒否になってるので設定変更をする
・vmxファイルにvhv.enable = “TRUE”を追記
VMware ESXi 上でKVMを動作させる時に注意すること

KVM on ESXi 5.5
■CentOS7にOpenStackを入れる
CentOS6だとRubyだかPythonだかのエラーがたくさん出てインストールできないので
ネットに情報の多いUbuntuかCentOS7にするのが吉。
1IP1台のPCに全部盛りで入れる手順です。
CentOS7のインストールはMinimumでインストール時にNTP有効化。
ifconfigとかrouteとか大事なコマンドが使えませんが、そんなもの要りません。

cd /etc/sysconfig/network-scripts/
vi ifcfg-eno16777984
service network restart

まずはIP設定

yum -y update
systemctl disable firewalld
systemctl disable firewalld.service
systemctl disable NetworkManager.service

不要サービス停止

vi /etc/selinux/config
vi /etc/hosts

ホスト名とSELINUX停止。一応ホスト名はopenstack.localdomainにした。

sync
reboot
yum install -y https://repos.fedorapeople.org/repos/openstack/openstack-kilo/rdo-release-kilo-1.noarch.rpm
yum install -y openstack-packstack

Livertyは問題あり。Kiloをインストールする。

packstack --gen-answer-file=answer
vi answer
packstack --answer-file=answer

vxlan,flat デモ環境停止、パスワード設定。ダッシュボードのIPは
  1IP構成だと自動で設定されるのでそのままいける。

sync
reboot
cd /etc/sysconfig/network-scripts/
cp -p ifcfg-eno16777984 ifcfg-br-ex
vi ifcfg-eno16777984
vi  ifcfg-br-ex
service network restart

ブリッジbr-exを設定。
・ダッシュボードからネットワークとルータを作る。こんな感じになればOKなんだけど
 GUIが分かりにくて設定するまでかなり悩んだ。
無題
・defaultのセキュリティグループを全許可にする(Ping通らないよ)
スクリーンショット 2015-11-23 15.20.28
・テストにはCirrOSを使うのが一般的みたいだけど、ぼくはGNS3のサイトから
 Linux Core のQEMUを落としてきてそれをイメージとしてアップしました。
・あとは自動でOpenStackのDHCPがLinuxCoreに内部IPを振ってくれて
 インターネットまでPingが通るようになります
・Floating IPを適当に紐づけ、外部からpingを実施するとLinuxCoreの
 tcpdumpでちゃんと補足してくれました、
ネットだとOpenStackの基盤をインストールするまでしか
書いてない記事が多いですね。GUIでの操作ももうちょっと使い込んだら
記事にしようかな。
あと想像以上に動作が重いです。
単純にKVMでゲストOS起動するのと比べてかなり重いです。
Corei7 3.2GHz x4コア割当でSSDなのに・・
そしてSSD容量ががあっという間にいっぱいになって
ESXiでOpenStackのゲストマシンが緊急停止(´;ω;`)
2TBのHDDを買ってそれにインストールし直そうと思ってます。
そう考えるとGMOのConohaって低料金プランでもSSDでCPU周波数も制限無しだから
かなり太っ腹だよな。

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