応用情報技術者試験に合格したので、偉そうにうんちくを語ってみたいと思います。
応用情報技術者試験に思うこと
一言、とてもいい試験です。ぜひ２０代のうちに勉強してほしい。IT業界には、プログラムだけ強い、DBだけ強い、サーバだけ強い、とか言う人がたくさんいるのですが、チーム間の会話ができなかったり、調整ができなかったりします。これは自分の専門分野以外の知見が乏しいので、他チームの勘所や用語が分からないためです。
攻略法が浸透してくる故、難易度はそのままでも合格率が上がっております。国としても情報人材を増やしたいので、合格率は30%前後に引き上がると個人的に考えているので、尻込みする必要がない、挑みやすい環境になってきたのかなと。
■みんなに伝えたい、確実に合格する必勝メソッド
１ 金と時間はかかるけど、まずは情報セキュリティマネジメント試験で文章に慣れろ
２ 「文系セット」、「理系セット」を盲信するな
３ つべこべ言わず過去１５回分の午後問題を２周解け。何十時間かかってもいいんや。
４ 最後の１分、１秒まで食らいつけ
５ 速報の自己採点で落ち込むな
あ、ちなみに午前対策は過去問道場一択なので割愛。
１ 金と時間はかかるけど、まずは情報セキュリティマネジメント試験で文章に慣れろ
僕は２０２３年春の応用情報技術者試験を受けたのですが、その４ヶ月前の２０２２年１２月に、踏み台として情報セキュリティマネジメント試験を受けていました。これがかなり効きました。２０２２年冬までの情報セキュリティマネジメント試験の午後問題は、平均ページ数７ページ。文章を読むのが苦手なワイは今まで使ったことの無い脳みその部位がクタクタに疲れる経験をしました。しかも選択肢は４択ではなく１０択、１２択とかIPA氏、鬼畜の所行。CBTになり長文問題なくなりましたが、それでもIPAの文章を的確に速く読む練習に最適と感じています。
２ 「文系セット」、「理系セット」を盲信するな
応用情報技術者試験の午後問題は大問８つから４つを選択するのですが、どの問題を選択するか悩ましいところ。通称「文系セット」、「理系セット」と言われる組み合わせが定着していて、まずそこが最初の判断ポイントとなります。
が、この２つに大別できない人、それが僕でした。どっちも苦手やねん！どしたらええねん！！
ひとまず解いてみるか
・理系セットで簡単と言われている組み込みシステム
イミフでアレルギー発症。なんでこんなん解けるんよ。天才かよ。
・文系セットで簡単と言われているシステム監査
だめや、、逆に数字が登場しないことで物語が頭に入らへん、正解率６割～３割と回によって落差が激しく不安しかない。
当初より選択問題の一つにシステム監査を選択する作戦で勉強を続けてきたのですが試験直前１週間前に、「わい、もしやシステム監査向いてないんじゃ」と思い、プロジェクトマネジメントを解いて、「あ、これ体が覚える」という感覚になりました。SIer時代の経験が効いたようです。何回か過去問を解いて正解率５割をキープをできたので、１週間前に急遽作戦変更。慌てて過去１５回分のプロジェクトマネジメントをすべて解いてシナリオのリズムを体に覚えさせました。
３ つべこべ言わず過去１５回分の午後問題を２周解け。何十時間かかってもいいんや。
よく不合格になる理由は「準備不足」と言われます。僕もその通りだと思ってて、そんなに甘い気持ちで望むべからず。過去１５回分の過去問を解くと確実に実力が積み上がりますので、とにかく過去問を１５回ｘ２セットやってください。
４ 最後の１分、１秒まで食らいつけ
当日は時間が足りませんでした。プロジェクトマネジメントを解き始めたのが終了１０分前（笑）まともに最初から文章を読まずに、まずは問題を見て、記述ではなく選択問題を確認します。選択問題をそれが書いてある前後の文章を読んで優先的に記載。あとは穴埋めの 「 a 」性 に当てはまる語句を書け、みたいなのもサービス問題だから拾っていきましょう。最後の１秒まで粘った経験、今までの人生であっただろうか。設問７問中、３つを正解しました。
５ 速報の自己採点で落ち込むな
午後問題の配点は公開されていません。午前のように1解答1.25点ではないです。記述問題の配点が高いとも言い切れません。
IPA的に絶対に間違えてほしくない超基本問題が高配点で、正答率が低い難しい問題は低配点、もあり得ます。
ここで注意なのが、応用情報の次に間髪入れず高度区分を受ける人にとって、試験が終わってすぐに「どうせ落ちてるし応用情報の午前を今から再勉強しておこう」、と応用情報午前の勉強を再開してしまうと合格していた時に時間の無駄になりますので、合格発表までは応用情報午前の勉強はしないでください。
これらの対策をすると合格率はかなり上がるはず。幸運を祈ります！
