久しぶりに家のCiscoの電源を入れてQoSの勉強をしています。
QoSシリーズ第3弾です。
Cisco890系のような安物のなんちゃってルータを外接ルータにした場合の
QoSの実装例を残しておきます。
以前のもの
QoSの具体的な設定 Priority Quing(PQ)
QoSの具体的な設定例 IP Precedence(TOS)
(TOSは書き換えただけでQoSになってないや。。)
ちゃんと今回はjperfで確認したのでこれでいけるはずです。
■要件
回線契約は8Mbpsである。
網内に出力する際に以下の通信を保証したいため、このような帯域保証を行う
優先度高:OSPF 10%/8Mbps
優先度中:TCP80 55%/8Mbps
優先度低:UDP162 10%/8Mbps
優先度指定無し:その他大勢
※パーセント値は全部足して75%までにする。
■実装 1812-2
(1812-J Version 15.1(4)M1)
access-list 101 permit ospf any any access-list 102 permit tcp any any eq 80 access-list 102 permit tcp any eq 80 any access-list 103 permit udp any any eq 162 access-list 103 permit udp any eq 162 any class-map CM-OSPF match access-group 101 class-map CM-HTTP match access-group 102 class-map CM-SNMP match access-group 103 policy-map PM-PQlist class CM-OSPF bandwidth percent 10 class CM-HTTP bandwidth percent 55 class CM-SNMP bandwidth percent 10 policy-map PM-CBWFQ class class-default shape average 8000000 service-policy PM-PQlist interface f0 service-policy output PM-CBWFQ
これでjperfやってみました。
クライアントから、TCP80,UDP162,TCP3300を同時にバーストさせます。
バースト状態の時に以下の帯域が保証されていればOKということになります。
設定値 TCP80 55%/8Mbps → 4400Kbps
設定値 UDP162 10%/8Mbps → 800Kbps
設定値 TCP3300 残り/8Mbps → 帯域保証は無し
設定値 TCP80 55%/8Mbps
理想値 4400Kbps以上であること
クリア!
設定値 UDP162 10%/8Mbps
理想値 800Kbps以上であること
クリア!
設定値 TCP3300 残り/8Mbps
理想値 帯域保証無し(2500Kbpsくらい使ってくれると嬉しい)
まぁまぁクリア!
みんなもQoSの確認する時はjperfを必ず使ってくれな