脈々と受け継がれる伝統、復刻版チキン弁当
東京の駅弁と言えば日本食堂ですよ。名門ですね。個人的には東海道線の始祖、「東華軒」が好きですが。
あぁ、150周年の時代を迎えられてぼかぁ幸せだなぁ。
掛け紙、みてくださいよ、当時のまま!ハンコがずれている演出まで(笑)
日本食堂(株)まで記載が再現されるとはね。今も脈々と受け継がれる伝統です。
チキン弁当自体の歴史は新しくて新幹線開業の昭和39年より発売開始。駅弁としてはかなり後発でオシャンなメニューになっています。喫茶店の珈琲が70円だった時代。200円お弁当はお高い値段だったなぁ。当時は特急列車なんて乗ることはなくてね、駅は電化されているといえ蒸気機関車もたくさん発着していたよ。
お弁当は2段になっている。唐揚げは家庭の味付。ほんとに優しい。なぜかポテトチップスが。しなしなになっているが^^;
チキンライスも酸味があって昔の味だよね。今の豪華絢爛な駅弁と比べれば素朴でシンプル。だけど僕は涙が出てくる。当時人々の様々な旅情と、駅弁にかけた熱意が、このチキン弁当からは伝わってくるんだ。
旅の楽しみをいつの時代も蘇らせてくれる、哀愁チキン弁当がここに。