てんやに見る低価格天ぷらの品質について 

  
久しぶりに”てんや”に行きました。天丼やさんのチェーン店ですね。ちなみにてんやはロイヤルホストのグループ企業です。もともと丸紅子会社で平成元年に創業だったのが、2006年にロイヤルホスト傘下になったんだと最近知りました。
 
僕が中学生のころ、日本舞踊のお稽古が終わってから伯父につれていってもらったことがあります。1998年くらいの話です。その当時天丼が500円でお店も白木調の高級な小料理店を思わせるきれいな内装で、なかなか衝撃を受けたことを覚えています。味も美味しかったです。
 
僕は基本的にチェーン店で外食しないのでそれ以来てんやとは疎遠だったのですが、2016年に小田原に引っ越した時に入ったてんやの味は中学生の時に食べた感動もなく、一つの疑念がよぎりました。先月また別のてんやでたまたま天丼を食べたのですが、僕の中で確信に変わりました。
 
「てんや、おいしくない」
 
確かにこの価格で揚げたての天丼を食べられるコスパはいまだ最強だと思いますが、この25年で外食産業は進化し、スーパーや持ち帰り弁当の天ぷらの質がかなり上がりました。安く天丼を食べるならてんや一強だったのが、今はスーパーやお弁当やさんと勝負する時代へ。周りの実力が底上げされたので、てんやのアドバンテージは薄まりました。
なんか昔よりネタは小さく、衣はべちゃっと感じるようになった気がします。
 
オートフライヤーによる人件費削減だけが未だにウリにしているのでは生き残りが難しいかもしれません。

 
 
 
 
 

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