可哀想なレモンの木 


レモンって冬になる前に実をつけるんだけど、その時はまだ緑色。
見慣れている黄色になるのは完熟状態で木生り完熟をさせようとすると年末くらいなります。
海外から運ばれてくる一般的なレモンは緑の状態で収穫し、追熟で黄色くなってお店に並びます。
レモンは柑橘の中でも特に寒さに弱く、氷点下になって凍った瞬間、味が一気に抜けると言われております。
ちなみに木成り完熟とは聞こえがいいけど、収穫をサボってほったらかした状態とも言え賛否両論。
(後付けで業者が売れるようにそう呼び始めた説)
また収穫時期を遅らせると木に負担がかかってしまい、翌年の実りに影響が出ます。
と、このようにレモンは大変デリケートな果実。
食材ってのは採る時と食卓に並ぶ時とは見た目が違うものが結構あるわけね。
毎日通勤で通る家にレモンの木がありまして、去年たくさん実をつけていました。
1月になっても2月になっても収穫する気配がなく、突撃隣の晩御飯の如く
しびれをきらせて「レモン早く採らないとダメですよ、使わないなら少し分けてください」って
言いに行っちゃいました。
そしたら「今年やっと実をつけたんだから絶対あげません!!」ってきっぱり断れました。ハハハ。
んでそこの家は3月に入ってからようやく収穫。
それで今年は見事に1個も実をつけませんでした。
ほれ見たことか。
素人が意地張るからこういうことになるんだ。

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