Catalyst 2950 はループに耐えられるのか その3

前回の続きです。前回の記事はこちら。 その1 https://kokoro-nfe.tokyo/archives/1087 その2 https://kokoro-nfe.tokyo/archives/1130
ついに最終章。Ciscoの信頼性を見せてみろ! ちなみにその2の最後で既に負荷率92%、ループは回りまくって接続してるPCにも 膨大は負荷がかかってる状態からのスタートです。

16.最凶のdebug all でトドメをさしてみる GW-20100923-000222

やっていいのか?と聞かれます。迷わずyes!
GW-20100923-000234 静止画になっては伝わらないのですが、 ものすごい勢いで文字が流れていきます。 さすがdebug all ! 止めるコマンドを入力する隙がないぜ!
 
 
17.ついにCatalystが 吹 っ 切 れ た CA390852 debug all を実行している状態ならUTILは確実に 24番まで点灯するはず!と思いMODEボタンを 押すのですが、 なんと反応がありません!! もはや正面ボタンですら操作を受け付けません! 2950のアヘ顔が目に浮かびます。
 
18.ホストAのリソースモニタも 吹 っ 切 れ た GW-20100923-000406 ネットワーク利用率が80%!送っては返されるPINGと ARPでネットワーク全体が完全に溢れてます。 CPU利用率も70%くらいです。 Athlon X2 5600+だぞwww ホストBとスイッチに対するPING応答もほぼ完全にNG

19.ホストBのリソースモニタも 吹 っ 切 れ た CA390855 ノートPC ホストBも死んでます。というか操作がすごい 重いです。フリーズに近いです。 ネットワーク利用率はdebag allを実施後、完全に25%で 張り付いてしまいました。 CA390856 VPU利用率はほぼ100%。これは重い。 そういえば会社でループが回った時も、まず異変を 連絡してきたのは同じ部署の人で「PCが重い」 だったっけ。

ベンチマークの意味も兼ねて5分ほど放置してみます。 5分後 20.Catalyst 2950 謎の挙動。ついに狂ったか CA390857 CA390858

2950を見ていたらなんと急に2,8,9,12,16,17,21ポートのAckが消灯。ホストA以外のポートです。 コンソール画面では以前debug allがものすごい勢いで表示され続け、MODEも効きません。 telnetは設定してなかったので入れず。WEBインターフェイスも特にアラート等無し。 err-disableになったと思いますよね、普通。でも1分後、
CA390859 CA390860

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 消灯したはずのインターフェイス達が再びアップしたんだ!! おおおおおっ、戦士達が帰ってきた!!!! 黄泉の国から戦士達が帰って来た!

これは予想してませんでした。err-disableになればそのポートは消灯したままの はずですが、まさか復活するとは。MODEボタンが効かない時点で挙動としてはおかしいですが これは大きな収穫になりました。
その後10分くらい監視しましたが特に変りなく、2台のPCのPINGは失敗しCPU利用率が高く スイッチは反応がなく、だったので終了。開始から40分くらいです。 さらに負荷を上げればまた何か得られるものがあるかもしれませんが 同時に大切なものを失うと思うのでやめときました。

21.祭りの後の寂しさや GW-20100923-001919 2950の電源を落とすとPCの負荷も一気に下がります。
PING画面では一般エラーという珍しい文字が。

22.この検証ではCatalystのポートが壊れる?! 再度2950に電源を入れて、ホストBと全ポート接続していき故障がないかチェックしたのですが なんと24ポートだけ点灯しません!ケーブル変えてもだめ。 実はこの検証の前に練習として同じことをやっていたのですが、その時も検証後に 1番ポートが点灯しなくなりました。なので今回の構成で2番ポートから使っていたわけです。
物理的に故障したか、と思いショックだったのですが、何度も抜き差ししてたら 復活しました。1番も24番も。想定ですが、あまりの負荷で回路が熱暴走し、しばらく 使えなかったのではないか、と思われます。

あと余談ですが、記事番号15辺りで練習段階ではMODEを押すと反応か遅いという 症状になりました。MODEを押してもすぐにSPEEDやUTILにならないのです。 これも今回の収穫です。何度か押してると変わるので

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