前回の続きです。前回の記事はこちら。
https://kokoro-nfe.tokyo/archives/1087
上記記事の構成図をお手元にご用意ください。
9.ホストBからホストAへPINGを実行
ノートPCのホストBからデスクトップのホストAに対してPING実行。少しでも負荷が高まるかと思いましてパケットサイズは最大に近い65000。左は実行直後の画面ですが、なんと応答がありません。
パケットがスイッチ内で溢れかえってますのでARPの解決すら困難のようです。2窓で裏ではパケットサイズ通常でホストAに対しPING実行。
ホストBのタスクマネージャのネットワーク画面。帯域の使用率がバタバタしてます。
10.この時の負荷率は88%!
2950が悲鳴を上げてます。21番まで光らせてやりましたよHAHAHA Victory!!!!!
予断ですがNIC3枚重ねでBondingを施したサーバ2台を2916Mに接続してFTP転送をした時は12/16くらいでした。(負荷率75%)スループット270MbpsでFTP転送してる時よりも今回の状況のほうが負荷が高いです。PCからやってることはPINGだけなんですが・・・
11.PING帰ってきたー!と思ったらまた途絶えたwww
やっとPINGの応答があったかと思いきやまたタイムアウトし、その後応答が不安定に。応答時間も直結とは思えないほど長いです。
12.この時の2950の状態を確認すると色々やばい
sh ip traffice です。一見なんともないかのように見えますが一番下のARP Statistics が239となっております。どんだけARPリクエストしてんだよww
PC2台で起動時間15分くらい、PINGしかやってないのに。
sh int f0/2 です。ループ接続してるポートです。tx load 34/255
rx load 30/255 と高いです。ってかここの値が2桁いくところを初めてみました。
sh int f0/12 です。ホストBが接続されてるポートです。
ignored 19971 !!
PINGやる前は1だったのが一気に19971です。ものすごい勢いでスイッチファブリックをオーバーしパケットが捨てられて始めました。
sh process cpu です。スイッチイングはASICによる処理でCPUの利用率は関係なのでこちらは落ち着いてます。既にこの時点でスイッチのリソースを使い切ってると言えますがこれで終わってはつまらないのでさらに負荷を与えます。
13.ホストAからもPINGを実行する
ホストAからホストBと2950に対しPINGを実行。Vistaだとバイト数の単位がおかしいですね。今気づきました。パケットサイズはデフォルトです。11.6はVLAN1でループの影響を受けてませんので応答あり。22.5のホストBに対しては危篤状態。
ホストB Vistaのリソースモニタです。ネットワークに関してはPING実行後に増え始め CPU、メモリも同様に急上昇してます。
14.2台のPCでPINGが飛び合ってる時のI/Fの状態は
sh int f0/2 です。ループ接続してるポートです。先ほど : tx load 34/255
rx load 30/255現在 : tx load 58/255
rx load 40/255いい感じに増えてきました。一秒間のパケット数もとんでもない状況です。
sh int f0/12 です。ホストBが接続されてるポートです
ignored 37271 !!
ちなみに余談ですが、存在しないホストに対しPINGを実行してる時に debug arp 見てみます。いっぱい表示されすぎてワロタww通常こんなに出てこないはず。
15.Catalyst 2950 の負荷率が92%まで上昇
やりました!!22番まで光らせることに成功しました!22/24で負荷率約92%。記事が長くなるので一旦切ります。
次のパート3ではトドメを刺します。