Catalyst 2950 にループを発生させてダウンさせる検証 その1

実機を買ったらやってみたくなることシリーズ。
というわけで先日1980円で買ってきたCatalyst 2950を使って
ループを発生させてどういう状況に陥るのかテストしてみました。
>CCNAの教科書でもループが発生するとスイッチの負荷が増えますとか書いてあるけど、
実際どんなもんなんじゃない、という方の声にお答えしようと思います。
まず今回の実験での構成図です。 (すみません、ホストAからのコンソールケーブルを記すのを忘れました)

倫理的に簡単にすればこんな感じです。
GW-20100923-020908
「こういう構成の時にSTPを動かします」のよく見る構成です。
今回のCatalyst2950はVLANを3つ作っただけで他の特筆すべき設定は行っておりません。
1.2950起動後のUTIL状態
CA390836
CatalystはMODEボタンを押すと通常のACK点滅の他SPEEDや負荷状況が分かります。
UTIL表示は負荷状態を表し光ってるLEDが多いほど高負荷を示します。
何もしない状態では左のように4つLEDが点灯しますので
4/24で負荷率16%となります。
(今の状態は負荷率0%とも言えますが後に記載する 説明が分かりやすいように16%とします)
あとUTILでのLED表示はピークホールドです。リアルタイムに変化しません。(2950だけかも??)
ちなみにご存知の通り、CatalystのCPU利用率は負荷率になりません。
sh process cpu から負荷率は分かりませんので注意ください。
2.2950起動後のsh ip traffic
 
GW-20100922-225953
sh ip traffic です。綺麗に0になってます。
3.2950起動後のWEBインターフェイスよりReports各種
GW-20100922-231521
使い方がよく分からないのですがとりあえずこんなんです。
 
 
 
さて準備はいいでござるか。
ループ接続をしてみるでござる。↓
 
 
 
4.ループ構成を作る
CA390837
まずはPCを接続しないでループ構成だけ作ります。
5.ループ構成直後
負荷率30%
CA390838
ループ構成直後に確認したら7つ点灯なので7/24で
約30%といったところです。
6.ループ状態の2950にPCを接続します。
CA390839
ホストAをポート13に、ホストBをポート12に接続します。あとVLAN1にも。 (ホスト名逆にすればよかったorz)
7.高負荷キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
CA390840
PCを接続した直後にUTIL確認。18/24で負荷率75%
一気に跳ね上がありました。ユーザが意図してトラフィックを流していない状態でこれです。
既に危険状態です。
自宅とは思えないほどACK点滅がものすごい勢いで・・
8.この時のsh interface f0/2ignored キター!
GW-20100922-233727
tx load 3/255
rx load 2/255 思ったより低いです。
が、ignored 14 です。
既にスイッチファブリックをオーバーしているようです。 しかも5分も経ってないのにこのパケットの量ときたらww

sh interface f0/12。ノートPCと接続されるポートです。
かなりのパケットが流れてます。
続きは明日書こうと思います。

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